充電のきほん
- 2020.02.09
- 規格
充電に必要なもの
スマートフォンをはじめ様々なモバイルデバイスや電子製品がバッテリーで動いています。このサイトでは使い方に合わせたモバイルバッテリー、充電器、ケーブルなどを紹介しています。
充電に必要なものですが、充電したい機器、充電ケーブル、充電器またはモバイルバッテリーが必要です。充電ケーブルに関しては無線充電の場合は不要です。
まずは充電したい機器の確認しましょう
充電式の電子機器を購入するとほとんどの場合、充電器とケーブルが付属しているかと思います。このため、規格などを気にせずに利用できます。しかし、付属品が最も適切な充電方法とは限りません。例えばiPhone 8以降ではPD(Power Delivery)という高速充電に対応していますが、付属している充電器(あの白い小さい四角いやつです)では高速充電することができません。
充電器とケーブルは交換できますが、充電したい電子機器の充電規格を変えることはできませんので充電したい電子機器の規格を最初に確認することが重要です。
次に充電器(又はモバイルバッテリー)の規格を確認しましょう
スマートフォンなどを充電するために電気を送る充電器も重要ですので規格を確認しましょう。こちらは充電する機器の規格の確認よりも簡単です。それは以下の写真のように充電器の本体に印字されているためです。
Appleの純正充電器ではこのように記載されています。
imput: 100-240 V ~ 50/60 Hz 0.15 A
output: 5 V == 1 A
imputの方は入力の規格で通常はコンセントに差して使うためあまり重要ではありません。ちなみにAppleの純正充電器は240Vまで対応しているため海外でも変圧器なしでそのまま使えます。
重要なのはoutputの方で、この場合、電圧(電気を流す強さ)が5V、電流(電気が流れる量)が1Aを表しています。電圧(V:ボルト)と電流(A:アンペア)の数字が大きいほど充電する能力が高いといえます。
電力量(W:ワット) = 電圧(V:ボルト) × 電流(A:アンペア)
本体と充電器の関係
充電したい機器と充電器の規格がわかりましたか?
- 充電のアンペア(充電速度)は、充電したい機器と充電器の低い方のアンペアとなります。
- 充電したい機器の方が対応アンペアが高い場合 (本体2.4A、充電器2.0Aなど)
- 充電器の方が対応アンペアが高い場合(本体2.0A、充電器2.4Aなど)
- 充電したい機器がPD(急速充電)対応、充電器がPD非対応の場合(iPhone 8以降のモデルなど)
まず、1の場合は充電器の能力が不足していますので充電器を2.4A出力できるものに交換することで充電速度が改善されます。
次に、2の場合ですが、充電器の能力は十分ですが本体が受け取れる限界を超えていますので、残念ながら充電器の交換では充電速度は改善できません。ケーブルの交換で改善できる場合もありますので以下の記事をご覧ください。
最後に、3の場合ですが充電器がPD(急速充電)に対応していないため、急速充電ができていない状況です。充電器をPD対応製品に変えることで充電速度が劇的に改善しますので充電器の交換をお勧めします。急速充電については以下の記事をご覧ください。
最後に
iPhoneをはじめ付属している充電器では十分な充電速度が出ていないものがあります。現在使われている充電器を交換することで充電速度早くなる可能性があるますので一度充電環境を見直してみてはいかがでしょうか。
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