モバイルバッテリーの選び方

モバイルバッテリーの選び方

バッテリー容量とは

バッテリー容量とは、「どれだけ電気を貯められるか」を表す数値です。
単位はmAh(ミリアンペアアワー)が使われ、数値が高い方がよりたくさんの電気を貯められ、スマートフォン等を長く使えることになります。

バッテリー容量の調べ方

充電したい機器のバッテリー容量は、製品の仕様に記載されていますので探してみてください。説明書を見るか、インターネットで製品名とmAhで検索すれば大体出てくるはずです。スマートフォンのバッテリー容量は大型化とともに増加しており、例えばiPhoneではiPhone 5sが1,560mAhであったのがiPhone 11では3,110mAhとほぼ倍となっています。androidではASUSが5,000mAhのスマートフォンを発売していたりします。

モバイルバッテリーのバッテリー容量は、バッテリー本体に記載されています。

モバイルバッテリーの容量はどうしたらいい?

モバイルバッテリーを選ぶ基準には、デザイン、色、形、重さなどいろいろありますが、バッテリー容量はモバイルバッテリーを選ぶための重要な基準となるかと思います。

バッテリー容量が多いことに越したことはないですが、バッテリー容量が増えると大きく重くなってしまいます。このため、使い方に合わせたバッテリー容量のものを選ぶことが大事です。

使い方としては
・スマートフォンの充電が1日持たないため、足りない分をモバイルバッテリーで補う → 大容量のものは必要なく、毎日使うため小型で持ち運びに適した低容量のものを選ぶ
・毎日充電できない環境や1泊程度の旅行・出張などで使いたい → スマートフォンを1回フル充電できる容量のものを選ぶ
・長期の旅行や出張でいつ充電できるか分からないため、スマートフォンをモバイルバッテリーで数回はフル充電したい → 重くなるが大容量のものを選ぶ
などが考えられます。

使い方に合わせた容量を選ばないと、モバイルバッテリーを持っているのに足りずに電池切れとなってしまったり、心配して大容量のものを購入したが重くて使わなくなってしまった、といったことになりかねません。

モバイルバッテリーは表示されている容量の60%程度が充電に使える目安となります。充電したいスマートフォン等のバッテリー容量と何回(何台)充電したいかでモバイルバッテリーの容量を決めるのがよいかと思います。例えばiPhone 11(3,110mAh)を1回充電したいのであれば3,110mAh÷60% = 5,183mAhとなりますので5,000mAhのモバイルバッテリーを選べば1回フル充電近くまで充電できることになります。

モバイルバッテリーでPD充電(急速充電)できる?

モバイルバッテリーでもPD充電(急速充電)できるのかというと、PD充電に対応しているモバイルバッテリーはあります。
まだ製品の数は多くなく、出力が大きいものは少ないですが、iPhoneの急速充電に必要な18W程度の出力のものは比較的安いものもありますので選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。モバイルバッテリーにつなぐ時間が短くなるというメリットがあります。